2009/12/14

自動車保険の等級制度について

自動車保険の等級が、自動車保険の見直しに大きく関わってくる事例もあります。
自動車保険の等級というのは、保険加入者が事故に遭わずにずっと優良ドライバーであり続けると徐々にその位が上がっていくという制度です。
等級が上がると、そのぶん保険料が安くなります。
保険会社からみれば、保険金を支払わなくていい優良な顧客という事になるので、優遇は当然と言えるでしょう。

ただし、事故を起こすとすぐにその等級はダウンします。
通常等級は6級から始まり、1年無事故だと1等級昇進、事故を起こすと3等級降格となります。
もし、契約から2年間無事故で3年目に事故を起こした場合は、6等級から8等級に上がり、そこで事故により5等級に落ちるという計算になります。
しかし盗難や火災などのケースでは、等級は据え置きとなるようです。
自動車を買い替えた場合や、他者の保険に切り替えた場合なども、据え置きでそのまま引き継がれる事になります。

自動車保険の見直し事例として、自動車を買い替えたから等級が変わり、見直しを行うというものはありません。
事例として多いのは、等級が下がりすぎた時の解約などです。
もらえる保険金も、等級が下がるとかなり目減りします。
1等級くらいになると、半分も貰えません。そうなると、解除の方向で見直しを行うドライバーが多くなるようです。