2009/12/10

事故発生率と自動車保険の関係

現在日本国内全体における自動車事故の発生率は、減少傾向にあります。
死者の数は1950年代の水準にまで下がってきており、かなり減ってきている事がわかります。
5年前までは上昇の一途だった発生件数も、近年は減少してきているのです。
これはとても良いことと言って良いでしょう。

しかし、必ずしもそれに対して諸手を上げて喜ぶというわけにはいかない事情もあります。
まず死亡者数の減少に関しては、各自動車メーカーの努力による所が大きいと思います。
例え事故を起こしても、中の人間は助かるようにという非常に頑丈、あるいは内部に衝撃が加わりにくい車を開発、販売しているからです。

そういった企業努力が、死亡者数の数をここまで減らしているのでしょう。
一方で、発生件数の減少に関しては不況の影響によるものと言わざるを得ません。
車に乗る回数が減った、車に乗らなくなったという声は、ガソリン価格が高騰した2008年を筆頭によく聞かれるようになりました。
そういった事情があって、事故の件数が減ったという感は正直否めないのです。

では、事故発生率が減少傾向にある今、自動車保険の見直し事例はどうなっているのでしょう。
事故が減ればそれだけ保険の必要性も減るのかというと、そういうわけではありません。
むしろ保険が充実してくれば、事故は減少するという因果関係すらあります。
保険は、ドライバーの不安を軽減し、精神面でもサポートします。
それが事故減少に繋がるのです。

近年、自動車保険はかなり消費者の意向を取り入れており、様々なプランを用意する会社が増えてきました。
その為、見直し事例が増えてきているのです。
つまり現在の自動車保険に関してはプラン移行の見直し事例が増えているという事ですね。